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成功の宣言文コミュニティメンバーからのメッセージ


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●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」、第三巻「改革の輪」に続いて、「4画面思考の基本」
が発刊されました。「成功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより
可能です。皆さんの企業防衛・社会防衛・生活防衛にお役立てくだ
さい。 http://www.success-poem.com/book.htm
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■昨日は、JAISTの東京キャンパスで、知識社会論が行われま
した。近藤→勝さん→福田さん→今井さんで、今井さんの講義は、
「これからの知識社会をつくり姿勢」です。「知識社会づくりの枠
組み→知識社会のバローレ→知識社会の言葉と思考→知識社会をつ
くる姿勢」まで進んできました。本講義は知識社会づくりの実践知
識を混合して、これからの知識社会づくりを研究するものです。「
分別開発に灯をともせ」を提唱されました。道具としては今井さん
も4画面思考を活用されています。4画面思考は改革知識を創造す
る知識なのですね。今井さんとは、4画面戦略経営を共同開発、コ
ンサルティングをさせていただいていますので、今回の講義で、ま
た新知識を吸収でき、わたしの改革実践技術も進化できました。今
井さんのテキストと講義から、そのポイントを、ご紹介させていた
だききます。ありがとうございました。本日の講義は、ミラノの高
達さんの「グローバルからみた知識社会づくり」です。(近藤)
●「自分ごと 人と社会に 貢献す」    ありたい姿    
■「これからの知識社会をつくる姿勢」-自分ごとの分別開発-
 MBI研究所 代表 今井雄二
●知識社会から人中心社会へ
知識社会が始まったのは1960年代からと考えている。過去と現
在そして未来を考えると、権力社会→知識社会→人中心社会へ推移
する。権力社会でのマネジメントは支配と服従による経営(国富論
・科学的管理法)となる。知識社会では目標と自己管理による経営
=MBOとなる。目標と自己管理による経営も、上意下達型MBO
→ビジョン経営・戦略発想のMBO(上下が意思を持つ)→4画面
経営・4画面発想の未来創造・自分の未来は、自分自身が、責任を
持って創造(自分ごとのMBO)になる。その次は「人中心社会」
であろう。「知識」は、太古の昔から創り出されてきた。農民、狩
人、漁師、山人…個々人が様々な知識・知恵を創り出し、子供や弟
子に伝承してきた。当時は、伝承の精度は低く、時間もかかり、知
識は一部の人のものでしかなかった。 産業革命以前にも「組織」
は存在したが、組織は一部の権力者の道具的な存在であった。政府
機関、医療機関…特定の一部の知識階級のものであろう。産業革命
が起こり、組織で仕事をするという仕組みができあがった。科学的
管理法をベースに、分業の考え方で、多くの人に自主独立で生活す
る機会を創り出した。(より豊かな生活へ)例え一部の権力者が率
いる組織とはいえ、組織で困難に立ち向かう経営は、個人では実現
不可能なものづくりを可能にした。組織が、知識・技術の専門性を
高め、多くの人たちへの伝承を加速していった。 科学的管理法を
ベースとした初期のマネジメントは支配と服従によるマネジメント
であった。頭脳(知識階級)の指示・命令で、部下を手足のように
動かす。その時のメンバーの分別=上役の顔色を見る(Yes m
an)である。言われていることができたかどうかが成果の基準に
なった。 それが知識社会になって、目標と自己管理によるマネジ
メントの時代に入った。(Management by obje
ctives through self-control)

●目標と自己管理によるマネジメント
現代経営の基礎であり哲学である。その本質は、 「事業や仕事の
目標を明確に定め、その目標を達成するために仕事のプロセスを管
理する経営」である。「個人の成長と成功(知識創造)×n倍化=
組織知」を実現するのが、MBOマネジメントの重要な知識を、活
用する。現在は、知識社会であり、「組織社会の時代」でもある。
その組織を使いこなすために、マネジメントが必要になった。今や
マネジメントは、組織マネジメントに留まらず、個人レベルでも求
められる時代である。自分の未来は、自らの責任で企画し、行動を
起こし、創り上げていかねばならないときがきた。しかし、組織マ
ネジメントの原理・原則も、どんな切り口で分析しても、理にかな
った行動開発に成功しているのは30%程度である。組織の維持・
発展とか成否は、どれだけ多くの人たちの知識を活用し、新たな知
識・技術開発に成功したかにかかっているが、実態はさびしい限り
である。本来のMBOは30%であり、支配と服従による目標管理
や数値結果管理(ノルマ管理)が70%である。

●知識に命を与える「人間力」
「人間力」という言葉が一時流行った。分析的にいくつかの能力を
取り上げている人が多い。ドラッカーを真似て、人間力が高いと言
われている人たちを観察してみた。すると知識・技術の質・量が豊
富であることは言うまでもないが、その活用の姿勢に共通点を発見
した。
①自らも知識を開発することが好きである。
②ポジティブな言動が多い。
③評論で終わるのではなく、新たな行動を起こし、継続する努力を
している。

知識は、人が未来の改革に向かって、新たな行動を開発し続け、顧
客や市場に貢献し、社会から感謝されてはじめて存在価値を持つよ
うになる。知識・技術の存在価値は、活用する人の人間力と大いに
関係しているようだ。人間力の優れた人が活用すれば、人は新たな
行動を起こし、新たな知識を創り出し、新たな価値を生み出す。ど
んなにすばらしい知識であっても、顧客や社会への貢献を軽視し、
狭い範囲に閉じ込めようとするとき、そこに価値が生まれることは
決してない。

●知識社会創りを加速する分別開発・行動開発
自分の企業の組織改革だけではなく、社会を改革する人材開発に挑
戦しょう! 知識社会をリードするためには、知識・技術力に加え
て、「人間力」を育まねばならない。もし、自らの成長を阻むもの
があるとすれば、それは、自分自身にあることに気付かなければな
らない。人は、様々な情報、知識を活用して、新たな技術や製品を
創り出して来た。知識・知恵や技術も格段に増加し、進歩してきた
。ところが、「人ならではの力」は、変化・進化しているのだろう
か?
分別開発が行動開発を生むと考えている。行動開発が、情報を知識
に転換し、知識が新たな行動を創り出す。新たな行動は、新たな発
見を生み、新たな知識を創り出す。その知識が分別を開発してまた
行動を開発する。分別開発がエンジンであり、「知識・技術」「対
応性」「心の姿勢」の3つの円が重なる「分別の灯」の開発が重要
である。
1 まずは、知識・技術・技能に明かりを灯す。
現状は自分、自部門の強み、自分の知識・技術技能(戦力・資産)
で考えており、自信ない、 私の知識や能力だけでは、どうも失敗す
るという光景がよく見れる。自分・自社の知識・資産を増やし活用
のスイッチをONにする。みんなの知識や経験が結集できる面白そ
うかなぁという気持ちになり、 様々な知恵、アイデア支援もたくさ
ん集まって、自信や効力感が生まれる。知識・技術を高め自信を持
つことは、行動開発の原点である。
2.心の姿勢に明かりを灯す。
心の姿勢は、潜在意識下で開発される。
「知識・能力活用-分別」に、潜在意識が働きかける。潜在意識の
力は、その場の状況に関係なく、「日ごろ刷り込まれている状況」
に持ち込もうとする。これが、思考と行動の癖の源である。知識・
経験の蓄積×心×分別の成長=社会・市場や顧客への貢献度向上、
であり、結果として「人々からの感謝」をエネルギーとした未来創
造で、「人間力開発」のエンジンに点火できる。心の姿勢による行
動選択はポジティブ選択とネガティブ選択の二つになる。ネガティ
ブでなく、ポジティブ選択を選ぶ。過去の様々な体験が蓄積されて
、「心の姿勢」はつくり上げられている。自分の心の姿勢を見つめ
なおして、「心の姿勢」のスイッチもONにして、いろいろと難し
いことはあるが、未来を楽しもう。私の心の姿勢は、もう大丈夫と
いう気持ちで自分の意思で市場貢献で、前に進もう!
3.行動創りに明かりを灯す
過去の様々な交流体験が蓄積されて、今の対応性が備わっている。
強みもあれば、弱みもある。 対応性=問題・課題への感受性・対
応力である。営業、マーケティングなど、対人・組織交流するとき
の持ち味である。「対応性」のスイッチもONにする。対応性によ
って、組織や仲間の力を活用できる。自分の能力は万全ではないが
、持ち味を生かして、どんな施策をやるか選択していく。

●「分別開発理論」の実際
知らない内に「心の姿勢の癖」ができる。自分の癖に気付かずにい
ると、自然にネガティブの行動選択になっていく。人・組織の未来
は、「課題発見と行動選択の連続」である。過去の経験・体験の蓄
積(知識)を分別の基準として、未来の行動を選択している。私た
ちが、大切にしなければならない「分別開発」とは、
1.自分が持っている戦力を十二分に活用する方向で、
2.顧客、市場、社会が求める期待を実現するために、
3.最適な行動を創り出し、実行することを勇気を持って決断する
の3つである。
「・・できない、やれない、やりたくない!なぜなら…」とその理
由を考える努力をするよりも、「今よりも、成長し成功すると決め
れば、その実現方法は、人の数だけ創り出すことができる」という
ことを信じて前に進む。3つの明かりを灯し続けることにより、「
分別の輝き」をさらに明るくすることができる。

●知識の存在価値評価(組織での実態)
自分の意思、感情、理性を持った知識は存在しない。頭脳や手足を
持った知識も存在しない。知識を創り出し、活用するのは人である
。ところが、人は、必ずしも自分が創り出した知識に気付いている
とは限らない。新たな知識が生まれようとしているときに、それを
潰そうとするのは人であり、逆に、救おうとするのも人である。新
たな知識の発掘に気付かずに、通り過ぎようとした人を見かけたこ
とがよくある。そのときに聞こえてくるのは、「それは無理だよ」
「過去に実績はあるのか?」「一体、こんなことを誰ができるとい
うのか」「うまくいくという証明はできるのか?」「情報・データ
が、足りないね」‥関わりを持たずに通り過ぎようとすると、相当
な苦労が必要のようだ。ところが、救おうとする人から聞こえてく
るのは、「面白いね。やってみようか」の一言である。知識は、誰
かに活用され、顧客、市場、社会に貢献し、感謝されたときに、そ
の価値が認められる。知識だけがただ存在するだけでは、そこに価
値はない。どんなに斬新で、従来よりも優れた知識でも、活用され
なければ価値は生まれない。面白いのは、同じ知識でも、人によっ
て価値の評価が異なるところである。知識の多くは、ライフ・サイ
クルを持っている。知識が、ライフ・サイクルを持っているのでは
なくて、知識を活用する人間が、ライフ・サイクルをつくり出して
いる。今までにどれだけの知識が創られ、葬られてきたか知らない
が、それら知識のライフ・サイクルは、的確に決められたのだろう
か? 知識は、捨てられても、破壊されても、声も音も出すことが
できない。また、電機や水道と同じように、不易な知識、なくては
ならない知識も存在する。ところが、誰も気付かずに、その組織に
とってなくてはならない知識が無造作に、捨て去られているケース
があるのではないだろうか。

●求められる社会改革のプロデューサーとは?
最後にこれから求められる社会改革プロデューサーを考えてみる。
◇「何をもって、これからの成功とするか?」について自分ごとの
 分別基準を、明確に持っている人
◇組織のための個人ではなく、組織を活用し、組織と個人の双方の
 成長と成功を達成しようとする人
◇組織、企業、国‥垣根を越えて、知識・技術を結集し、顧客、市
 場、社会が求める貢献を成し遂げようとする人
今の自分でできることからはじめて、社会マップをガイドに広げて
いけばよい。
MBI研究所 今井雄二

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2010年も、四画面思考により、人間力と技術力を向上し、日本
企業や日本社会を、元気に・楽しく・美しくするために「成功の宣
言文」を 研究・発信していきます。皆さんと、改革人材を増やし、
改革の輪づくりをさせていただけることに感動し、感謝しておりま
す。過去の「成功の宣言文」の閲覧や常設している「宣言文写真館
」&「革新図面館」&「4画面美術館」など、皆さんの「未来を
創り出す改革実践」のためにご活用ください。
http://www.success-poem.com/
●昨年のパソコントラブルのため、成功の宣言文メールマガジンを
ご希望の方は再登録させていただいております。申し訳ありません
が、配信希望の方はご連絡をお願い申し上げます。
四画面思考研究所 所長   近藤修司
JAIST 知識科学研究科 客員教授
日本商工会議所 知産創育ネットワーク研究会
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