■ミラノの高達さんから、JMACミラノ創立20周年記念の講演
会と「世界経済危機への対応策」へのコメントをいただきました。
知識混合などの発想の転換からのイノベーションが求められている
というコメントです。私も同感で経済合理主義と人間主義のバラン
スの追求を成功の宣言文で追求しています。自分ごとでミッション
が共有化されることにより、いろいろな知識混合が進みます。今週
の金曜日に関ヶ原製作所の能力開発大会で、矢橋会長や大平社長な
ど皆さんとお会いしますので、ミッション経営で先導されている皆
さんが、この危機をどんな風に自分ごとにしておられるか学んでみ
ます。高達さん、ミラノからのコメント、ありがとうございます。
(近藤)
●「発想の 転換からの イノベーション」 ありたい姿
■近藤さん、ミラノの高達です。
日本から近藤さんの「成功の宣言文」や福田さんの「ちょっとガン
バ」、勝さんの「バローレ通信」などを毎日読むだけで、永らくご
無沙汰しています。近況をミラノよりお伝えします。
イタリアのJMACヨーロッパ・ミラノは、設立20週年で私1人から、
今ほぼ50人(日本人2人)なり、11月18日記念公演会がありました
。日本からトヨタ・イタリア、岐阜車体の改善教育関係者・ユニレ
バー社(食品関係国際会社)・フィオレンテー二社(油圧バブルで
東京・大阪・北九州ガス輸出独占企業)などの企業から「人材(物
)から人財(宝)マネジメント」でスピーチが10時~5時まであり
ました。約イタリア企業の方が100人が参加されました。
最後にスピーカ全員が壇上に登らされ(高達も)個別のコメント質
問を受けました。最後の最後に会場から一人立ち「今国際的な経済
危機が迫っているが、その影響と対応を明確に一人一人言って下さ
い。多分参集の皆さんもそれを聞きたいでしょう」と発言がありま
した。当然、私もその筆問に答えました。
私は、翌日11月19日のJAL便で日本に来ましたが、明日の12月10日
の便で、またイタリアの帰ります。日本では、この課題について出
来るだけ多くの人に会い、現状と今後についての意見を聞きました。
今回は私がどう考えているか、お伝えいたします。
先ず、日本経済のバブル頃(1990年)から、先進工業国アメリカ・
西ヨーロッパ・日本の各市場は、戦後に育成してきた多くの製品と
かインフラはほぼ成熟し、更新需要のみになりました。
世界は情報革命やそれに関連する産業(IT化デジタル化)と、発展
途上国の経済成長に支えられてきました。それらも成熟資本主義の
みで福祉軽視政策で、怪しげな金融工学に踊らされ、今経済が混乱
しています。
基本的には、今後の社会への構造転換が必要になっています。例え
ば、環境エネルギー問題、人口問題、食料問題、安全リスク問題、
人テロ対策問題などなどです。そこには、基本的な発想の転換から
のイノベションが必要と思っています。
私はかねてから「統合から混合時代へ」を提案しています。この数
十年のアメリカ・イギリス・日本の労働時間増の働け働け型の成長
信仰・競争信仰から、早く脱却すべきです。ヨーロッパ型の余裕尊
重・福祉尊重社会への転換が大切と思っています。その革新は時々
、貴方の「成功の宣言文」の中にも、垣間見られます。最近の「成
功の宣言文」の中で「能登カフェ」「能登の四季」の復活などにほ
っとしてます。
「能登の四季」の久木さんは新婚旅行でミラノにもこられましたし
、七尾再生祭りにお邪魔したときにも再開しました。成功の宣言文
のコミュニティの発展を祈念しています。
JMACミラノ 高達秋良
■シードウインの福田さんから、ちょっと頑張ろう746「思考工
程と範囲」について頂きました。思考工程はいろいろ複雑な組み合
わせがあり、人と時空間によって異なるのですね。思考も思索も大
事ですが、より大事なのは自分ごとでの実践なのでしょうね。理念
を決めて自分ごとで実践する。先日の神子原地域の再生に挑戦して
いる高野さんに教わりました。その理念も愛と知恵で、基本は愛の
伴った実践がすべての課題を解決すると思います。一度福田さんと
討議してみたいものです。ありがとうございます。(近藤)
●「自分ごと 理念考え 実践する」 実践する姿
■ちょっと頑張ろう -746号-
「技術進化と思考進化(3) 思考工程と範囲」
なぜ、人によって同じ場所に居て、同じモノを見て、同じ作業をし
ていて考えた結果が違うのだろうか。興味の対象が違う、目的が違
う、価値観が違う、などがあるかもしれない。仮に類似していると
してもやはり考えた結果が違う。
自らが行動するか、見ているだけか、によっても違う。皆が、すべ
てを自分ごとでとらえてしまうと世の中ずいぶんと変わるだろう。
良い面と悪い面が現れ、進化するところと退化するところができる
だろう。自分だけのことを考えるときと、自分ごととして考えると
きがあるから良いのかもしれない。考え行動する、もしくは順序が
その逆であっても二つの思考作業が入る。
感じる⇒分かる⇒認識する⇒知覚する、と考える作業へに入ってい
くのだと思う。
観察する⇒分解する⇒比較する⇒分類する、と論理の構造へと進む
のではないか。
そしてループする。
ここに挙げたプロセスは思考の全工程の初期段階だけである。
若干の行動と思考で、この二つの流れが組み合わさる。単純に組み
合わされるのではなくて、「感じる」が「観察する」から「分類す
る」までのすべてに係る。逆もある。これらが作用しあって結果を
導きだす。思考結果が違ってくるのは、思考する、または行動する
対象と範囲が違うからだ。
私たちの日常の思考工程の中で、多くの場合、二つの工程で抜けて
いるところがある。
「感じる⇒分かる⇒認識する⇒知覚する」では、「知覚する」が抜
ける。知覚できたとしても、わずかな部分であることが多い。「観
察する⇒分解する⇒比較する⇒分類する」では、「分解する」が大
半抜けている。「分類する」も抜ける。分解をしなければ、分類が
できず、構造化もできない。
比較するでは、比較する基準を持っていない場合が多い。比較でき
たとしても、狭い同じ範囲での比較であれば、結果は既に出ている
はずだ。ある程度の知識と経験があればすぐに分かる。考える対象
が小さければ答えは出やすく、答えの範囲に限りがある。
考える対象の範囲は3つもしくは5つだと私は思っている。他の人よ
り秀でるためには3つの範囲、より確実さを狙うのであれば5つだ。
こじつけだが、人の五感の「視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚」が5
つの由来で、その基本となるのは「見ざる、言わざる、聞かざる」
の3つだ。
さらに正と負、時間軸(現在と未来)を掛け合わせる。単純に500
とおりぐらいの場合を考えなければならない。5×5×5×2×2であ
る。
すぐに的確な答えを導きだしてくる人は、予めいくつかの十分に検
討された場合の結果、または分野を持っている。それが知情意(知
識)である。知識を知情意というのは、知識自体が動的だからだ。
そして、時に応じて、1つないし2つの分野の分野を追加して考える
。
さらに、習慣として私は次の事柄を検証する。見聞した事柄が真理
として是か非かである。その反対はないか、反対になる場合はどん
なことか。そして、見聞したことは現在だけのことか、それとも未
来まで続く事柄か。
極上の馳走にめぐり合ったとしよう。その馳走は五感のすべてに訴
えかけている。そして、自らは「見ざる、言わざる、聞かざる」に
なり、食後は雄弁になってしまう。
福田 真 shin_fukuda@seedwin.co.jp
シードウィン http://www.seedwin.co.jp
■私はJAMCそしてJAIST時代共に、「一流になりたかった
らメモを取れ」を指導指針にしています。自分も実践しているし、
これで育った人を何人も知っている。それを継続できないで自分の
持ち味を引き出されない人も知っている。ツアー25勝を実現した
プログルファーの片山もゴルフノートを小学校より継続しているこ
とを知って嬉しかった。ただメモを取るだけでなく、ありたい・な
りたいを鮮明にして実践練習を積み上げて自分の流儀を固めていま
す。どんな分野でも継続する実践をベースにした改革実践で初めて
栄光をつかめるのですね。地道に努力する人にはすべてのチャンス
があり、すばらしいことです。(近藤)
●「メモ書いて 持ち歩くこと 日課にす」 実践する姿
■片山ゴルフノート
小学生の頃からゴルフノートをつけて、プロになって優勝すると書
いてある。自分が繰りかえし、達成すべき目標を書いて言葉にした
。大学の頃の天井に紙がはられてツアー25勝。大学でプロテスト
に合格し、プロに入るが、予選おちを5回続ける。苦しい時期が続
くが、球を打つ練習を繰り返した。ゴルフノートに向かうことで自
分に向き合う。そして、俺はツアーで優勝するにこだわる。よわい
からそういうふうに考えないとやられてしまうという。そういうこ
とがあってだんだん、気持ちも強くなってきて、3年でツアー優勝
を実現した。次の目標は5年で賞金王。25勝の壁を破るために特
に練習してきたのパッティング。勝とうと思っても勝てず、自分の
ゴルフを積み上げていくしかない。25勝の執念も書いて思わない
と成功しない。爪の先から髪の毛まで25勝したいと思っている。
手のマメまで25勝したいと思っている。己を信じて強く思い続け
ることで、25勝の壁を破った。人間は思うことはそう思わないと
実現出来ない。試合中は紙メモを書いて持ち歩く。たとえば、「自
分を励ます」「自分を褒める」「自分自身が好きであるようにもっ
て行く」「自分が好きになるようなプレーをしよう」と書いてある
。(プロゴルファー 片山談)