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成功の宣言文メンバーからのメッセージ

●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」に続いて、第三巻「改革の輪」が発刊されました。「成
功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより可能です。皆さんの企業
防衛・社会防衛・生活防衛にお役立てください。 
http://www.success-poem.com/book.htm

■JMACパリの棚田さんの「私のヨーロッパ企業コンサルティン
グと若者への期待」の講義のその2をご紹介いたします。分析と総
合はコンサル・経営・研究でも基本となる思考思索法なのですね。
(近藤)
●「経営者 秘密の部屋で ひらめいて」   ありたい姿
■近藤研ゼミ講義:「私のヨーロッパ企業コンサルティン
グと若者への期待」その2
デカルトはご存知でしょうか。デカルトはフランス人で科学的アプ
ローチで分析的です。全体は部分の集合といい、フランス人の思考
はデカルト主義です。全体は部分の集合であり、部分を分析して本
質を理解する。フランス人は子供時代から叩き込まれており、まず
は分析をやる。
コンサルも分析はやる、是は面白いが是だけではだめ。実践の世界
では全体は部分の集合かというとそうではない。部分がわかれば一
番いいソリューションが出たかというとそうではない。分析的なア
ナリシスに対して総合的シンセシスが必要である。分析して一言で
理解する。教育では、総合すると言うのはあまりやりません。分析
が好きな人が沢山いるが総合的にしていない。分析をしたら、一歩
引いて全体を見ることが大事です。いいデザインやソリューション
をするときは両方やる事が必要。分析は学校で習い、コンサルも分
析はする。総合は組み立てていくロジックであり、全体としてこう
つなげたいという思いが必要です。分析したもののつなげ方が哲学
です。
下着の経営者もヒミツの部屋では分析と総合をやっている。それを
ある類似性でグループ化する。次のコレクションの流れを掴み始め
ている。ヒミツの部屋で女性を自己陶酔するヒントをつかむ。ヒミ
ツの部屋を見ているとまるで経営者の脳の中を見ているようです。
分析して物事を組み立てていく。ただよせあつけるだけでは訴求力
が出ない。全体としてこうしたからこうなるといったフィロソフィ
ーを発見している。総合のコンセプトがないとまとまらない。
人間は分析と総合のどっちかがかけている。そのバランスを取るた
めにはパートナーが必要です。揺り動かしてくれるパートナーが大
事です。
コンサルタントがお客さんを説得するときがある。お客さんはすぐ
に納得してくれません。抵抗があります。自分の提案が納得してく
れるためにはどうするか、事前に準備する。このロジックで抜けて
ないか内部チェックする。けちをつける悪魔の弁護士のやくわりが
必要です。悪魔の弁護士は論理の抜け落ちを指摘する。聞きながら
相手のいっていることは批判してくれる人がいるのが望ましい。正
と反がないと合へいかない。正がテーゼで、反がアンチテーゼで、
合はシンテーゼsyntese・・です。sinnte-zeは下
の意味で基盤です。私は日本コンサルも知っているし、欧米のコン
サルも知っている。日本は比較的均質な人が同じ方向へ行くときに
すごい力が出ます。あるテーゼ、あるアンチテーゼを持った均質は
強い。
これから求められる物は高達さんや近藤さんが追求している異質の
混合です。テーゼばかりでなくアンチテーゼがいないとだめです。
反対し声高に言ウ人がいあないと合にならない。フランス人はけち
をつけるので、最初は腹を立てた。小異をあげつらい、大異は分か
っているという。オリジナリティとは他と違うことで小さく違って
いることを言ってみよう。正にたいして反がないと合へ行かない。
棚田幸紀 拝 tanada.y@jmaconsultants.fr.


■シードウインの福田さんから、ちょっと頑張ろう125号をいた
だいた。田町のオフィスをいくつかの分散されて、ネットワーク型
で新展開される。その一つのサテライトオフィスが大磯である。先
日、JAISTのキャリア支援室の浅田さんからご依頼で、イノベ
ーション人材育成の専門家を紹介して欲しいと依頼を受けた。言語
分析の視点からの人材育成プログラムの実績のある福田さんと、J
STやNEDOでの目利き人材育成で実績のある橋詰さんをご紹介
させていただいた。JAISTのキャリアー支援室と連携して、す
ばらしい人材育成プログラムが出来上がることを期待しています。
宜しくお願いいたします。(近藤)
●「大磯に 研究オフィス 新設し」   実践する姿 
■ちょっと頑張ろう -725号- 
◆事務所移転 お知らせ パート4
3連休の間に事務所が機能し始めました。昨日から業務を開始して
います。目の前にパソコンが2台、電話機が2台、直ぐ手の届くと
ころに3000冊弱の本があり、なかなか気にいったスペースになりま
した。ゆっくりと8人の方が座れる場所も用意できました。
プロジェクターも使え、少人数の研究会ならいつでも開ける状態に
なりました。コラボレーションスペースとしては良いと思います。
舟型のタイの木琴を飾っています。私は引けませんが、ドレミと違
う音階でちょっと変わった音色です。ちょっとした研究室と言った
感じでしょうか。
名づけて、シードウィン・サテライト大磯、と
気取ってみました。シードウィン・サテライト大磯の電話番号は 
0463-60-2244 福田の電話番号は 0463-60-3312
どちらにかけて戴いても同じです。お好きな方におかけください。
携帯電話は、先日もお伝えしましたが、残念ながら電波が届きませ
ん。携帯電話番号は080-6796-1929 です。
お越しになるときは半日、もしくは1日、のんびりと過ごすつもり
でお越しください。JR東京駅から約1時間、新幹線小田原駅から
15分の位置にあります。これからの季節、晴れた日には、焚き火
に当たりながら談笑するのも良いでしょう。
日々の忙しさから逃れてじっくり考えるには良い場所です。
● ホスドク ●
ポスドクについての社説が、今朝の毎日新聞に載っていた。ポスド
クとはポストドクトラル・フェローの短縮形だそうだ。先日、関係
者にポスドクは何の短縮?と聞いてみたが、多くの人が正確に知ら
ないようだ。担当者ですら名称を正確に知らないようだ。しかし、
深刻な現状に直面しているようだ。
ポストドクトラル・フェローは、博士号を取得した後、任期付きで
研究に従事する研究者を示すそうだ。日本政府が米国のシステムを
模倣して1996年から2000年までに1万人計画を掲げたそうだ。現
在は16000人がいるそうだ。彼らは任期制だから、任期が終わると
職を失うことになる。高学歴、高知識労働者のフリターが増えてい
るのかもしれない。最近、博士の資格を持つ若者(30代)が職がな
く生活苦に悩む人の話を聞いた。企業が博士号を持つ人材を採用し
たがらない傾向にあるらしい。
「成功の宣言文」を毎日発信して
おられる近藤教授にポスドク支援の紹介を戴いた。
きょうから、北陸先端技術大学院大学で、ポスドクの人を対象とし
た活動が始まる。授業のコマは月に4コマ。きょうは課題提起をす
る予定になっている。授業のコマだけでは足らないので、メール講
座を組み合わせることにしている。
企業に向けて彼らの持ち味、
彼らの研究を主張できる状態にすることが目的である。
反面、彼らの研究姿勢、彼らの社会貢献姿勢を受け入れる企業も業
務のあり方を考えなければならないだろう。
企業の利益と基礎研
究の狭間で彼らの生活が揺れ動いている。基礎研究では補助金も出
にくい。直接的成果が見えなければ、誰も援助はしない。
ある会計士が言っていた。「理屈ではないんですよ。理論など聞い
ても分からない。金の匂いですよ。金の匂いがすれば、いくらでも
金が出てくる。」
すべての成果は基礎研究から成り立っている。
産学協働が成立するのも成果が直接的に見えている場合に限られて
いる。その成果も利益として見えるときだけだ。
昨年だったか古
文書を研究している教授から補助金についての愚痴を聞いた。「補
助金が出たのはいいが、僅かばかりだ。調査に出かける交通費、宿
泊費、学生を連れて行ったときの一切の費用、食費にいたるまで持
ち出しだ。」教授職だから、まだ補助金に手が届くが、その職につ
いてなければ、すべてが持ち出しになる。
水産学部をでた博士号を持つ人で、車のセールスをしている人がい
る。工学系だったと思うがやはり博士号を持ち4ヶ国語を話す人が
、プログラマーの派遣をしている。日当仕事だそうだ。
アメリカ
で生まれたポスドクは仕事に付く考え方が日本とは異なる。高学歴
、高技術を持つ人たちが見合ったアウトソーシングを受託できる環
境にある。
私たちが特殊な技術や知識を持っていたとしても、個人が独立した
形で社会や企業に主張できる環境は限りなく乏しい。
個人の技能や個人の知識に関わりなく異動のある組織体では個人の
自己実現は、仕事以外で探さなければならない。
野に埋もれた優
れた人材は多い。今回の仕事で、少しでも、そんな人たちに協力で
きるかもしれないと思うとはりきらざるをえない。
福田 真 shin_fukuda@seedwin.co.jp
シードウィン  http://www.seedwin.co.jp