« 成功の宣言文 2342 基本は揺るがない   なりたい姿 | メイン | 成功の宣言文 2346 知の混合の時代   ありたい姿 »

成功の宣言文メンバーからのメッセージ

●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」に続いて、第三巻「改革の輪」が発刊されました。「成
功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより可能です。 
http://www.success-poem.com/book.htm

■ミラノ高達さんから、武元七尾市長の再選にお祝いの言葉をいた
だきました。高達さんは七尾再生祭りに来ていただいて、武元市長
にもお会いされております。日本も本格的に、個の連携による知識
混合の時代を迎えたのですね。本日は日本商工会議所の政策調査担
当者研修を浜松のカリアックで行っております。全国の商工会議所
のメンバーが50名弱や日本商工会議所の近藤理事や磨き屋シンジ
ケートの高野さんも参加されています。私も参加させていただいて
今年で7回目ですが、磨き屋シンジケート・いしかわMOTシンジ
ケート・のと七尾人間塾・かが元気塾など、MOT改革実践型の地
域イノベーションが全国に広がると良いと思っていります。今年こ
そ、知産創育ネットワーク研究会を充実したと思います。高達さん
もアドバイザーになっていただいておりますので、宜しくご指導お
願いいたします。ありがとうございました。(近藤)
●「小さな個 知識混合 はじまって」   実践する姿
■近藤さん 今またミラノですが、移動毎にITの調整問題が起こ
り時間がずれます。「成功の宣言文2370武元市長再選」のオメ
デトウをもうしあげます。近藤さんが学校教育の中で、今はMOT
とも言うべき能登での活動のきっかけに、武元市長さんが関係した
と近藤さんから伺っていました。また私自身が能登に伺った時に、
少しの時間ですがお目にかかりお話をした事を思いだしています。
イタリアは地方分権先進国で「哲学する民主主義」の名著にもあり
大変参考になりますが、ややもすれば日本人勿論私も、気をつけね
ば大国意識で大都市主義偏重になり勝ちす。上からの大の統合力礼
賛になりがちなのです。これからは、そうではない小なる個人こそ
大切です。一つの地方の小市・町が大事なのです。それをネットワ
ーク繋ぐことを私は混合の時代と思っています。
今後も武元市長さん・小川さんそして近藤さんなど皆さんの知識混
合がその一つのモデルとして発展する事を願っております。武元市
長や小川さんなど皆さんに「成功の宣言文」でお伝えください。
ミラノから高達秋良 

■フランスの棚田さんから、ヨーロッパ企業コンサルテイング論N
O7をいただきました。クレアという創造のネットワークがヨーロ
ッパでも動いているのです。知識混合モデルの実践ですね。棚田さ
んには11月4日にJAISTを訪問していただけます。1時より
「ヨーロッパ企業コンサルティング論」の気楽な講義をお願いしよ
うと思います。参加されたい方は近藤までご連絡ください。
(近藤)
●「クレアにて 知識混合 始まって」   実践する姿
■近藤さんへ
11月4日の近藤研訪問のアレンジ、有難うございます。
皆さんとお話できるのが、本当に楽しみです。
JAIST知識工学科のウェブサイトで見ると、「いしかわメモリ
ー」を実現したのは、<伝統工芸>ビジネス立ち上げという実務演
習プログラムなのですね。産学協働・地域企業間の連携の息吹きが
、「成功の宣言文」から伝わってきます。お手伝いしたくなりまし
た。
今回は、その“こだま”のような感じで、フランスでの面白いエピ
ソードをご紹介します。ご参考までに。
今回も、「ISOマネジメント」編集部のご厚意による
転載記事です。(y-iso@bz01.plala.or.jpの松田・横田両氏に
配信をお願い致します)。では又!     棚田 拝

□ヨーロッパ企業コンサルティング論 NO7 「リサイクル」で
スクラムを組む仏企業群
[初出:「ISOマネジメント」(欧州事情)2008年6月号(日刊工
業出版刊)に加筆、編集部のご厚意により転載許可 ]
 弊社JMACパリ支社が、欧州でコンサルティング活動を始めて
25年になる。クライアントの殆どが現地の欧米企業であるが、最近
お付き合いのある何社かが、面白い協働プロジェクトを進めている
のを知った。
 “CREER”(Cluster Research: Excellence in Eco-des
ign and Recycling)というのがプロジェクト名で、強いて訳せば
「エコ・デザインとリサイクルでの卓越性のためのクラスター(房
状集合体)探究」。“CREER”(クレエ)は仏単語でもあって、英語
の“CREATE”と同じ。「創造する」という掛け言葉で、プロジェク
トの意気込みも示している。
 この“CREER”グループの中核になっているのが、日本の読者に
は馴染みのない企業名かもしれないが、以下の各社である:
―“Steelcase”(スティールケイス)= 米系オフィス機器メー
カー
―“SeB”(セブ)= 家電メーカー (日本では“圧力鍋”で
有名)
―“RENAULT”(ルノー)= カー・メーカー (日産のパー
トナー)
―“PLASTIC OMNIUM”(プラスチック・オムニウム)=樹脂メー
カー
―“AREVA”(アレヴァ)= 原子力中心の電力発送電と廃棄物処

―“VEOLIA”(ヴェオリア)= 上水道供給、下水・ゴミ処理
上から4社までが、お手伝いしたことのある弊社の顧客企業である
。 組み合わせとしては、4社の製造メーカーと2社の処理に詳し
い専業企業で、これに国立の工業エリート校“ENSAM”が参画して
いる。これら分野も異なる6社は、<リサイクルの採算化>と<リ
サイクルを最初から考慮したエコロジカル・デザイン>への強い
関心で繋がっている。
 面白いのは、“CREER”グループが自然発生的に生まれた点であ
る。パリなどで開かれるセミナー・講演会で、何度か顔を合わせ
てランチを共にしているうちに、共通の話題として<リサイクル
>が出てきたという。
 理論的には、オフィス機器ならほぼ100%、電力設備なら95%、
車関連は80%、家電なら70%程度、とリサイクル率の目標レベル
は異なっても、悩みは共通していた。最大限の努力をしても、一
社ではまとまった量にならない、あるいは、含有率の低い材料に
ついては処理コストがペイしないなど、一様に「スケール・エフ
ェクト」(量的効果)にまつわるものであった。皆がパートナー
を探していたのだ。
 例えば家電の“セブ”社の場合、電気掃除機1台あたりエコ‐
システム(回収処理)費用として0.5ユーロ(約80円)を販価に
上乗せし、フランス国内の回収拠点を2006年には1500ポイントま
でに拡げたものの、リサイクルした再生材料の再販だけでは、採
算に程遠かった
 共通の関心事項は、「まとまった量にする」という点だけに留
まらなかった。おそるおそる情報を交換するうちに、<ナレッジ
・シェアリング>(知識の交流)が、これまた期せずして始まっ
たのである。
 電力発送電の“アレヴァ”社では、ポリエチレン系材料は、量
的にも少なく、最適なリサイクル工程についての経験も乏しくて
、手をこまねいていた。「量」と「質」の両面で救いの手を差し
伸べたのが、カーメーカーの“ルノー”とオフィス機器の“ステ
ィールケイス”である。
 “アレヴァ”の子会社“コジェマ”は、青森県六ヶ所村で、原
子力燃料廃棄処理施設の操業指導を手助けしているように、<危
険物質処理>の世界的なエキスパートとしても知られている。原
子力とは直接関連が無いが、同社のノウハウは、家電の“セブ”
社・熱軟化性樹脂メーカーの“プラスチック・オミニウム”など
で、利用が始まっている。
 最近、私自身が現物を眼にした面白い事例は(これで“CREER”
プロジェクトの発端を知った)、ポリウレタン発泡材料の加工プ
ロセスである。“スティールケイス”社が、従来、受け台になる
繊維質材料に粘着させる工法(これがリサイクルのネックでもあ
った)から、全く別の発想で新工法を提案。同じ材料を使うカー
シートのリサイクルで手詰まりを感じていた“ルノー”が、新工
法の共同開発の話にのった。これで一挙に「量」も増え、開発費
用の合理化にもつながった。
 「金銭」がらみなら、もっと耳寄りな話を聞いた。<都市鉱山
>UrbanMinesという言葉をご存知だろうか?このコラムで以前、
中南米で中国が仕掛けている銅・鉄などの古物金属の収奪騒ぎを
、お伝えしたことがあったが、<都市鉱山>はもっと金目のもの
を狙っている。もともと自然界には稀な、パラジウムのような「
稀少金属(レア・メタル)」を使った工業製品からの再生抽出・
再販が、<都市鉱山>ビジネスである。エコロジー・エコノミー
(エコ・エコ)の究極の姿かもしれない。
 “CREER”(クレエ)は、現在インターネットを通じて、レア
・メタルに限らず、さまざまな技術課題や、CO2計算の簡便な
方法など、衆知を募り始めている。すでに30数社が、同じ輪に参
加しつつある。
 「守秘義務」理由の同業他社への制限や、「特許」使用権など
、課題はいくつかあるが、民間レベルでのこうした動きは心から
評価したい。
 日本にも、同じようにスクラムを組んだ事例が、あるに違いな
い。
棚田幸紀(JMACパリ)