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成功の宣言文メンバーからのメッセージ

●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」に続いて、第三巻「改革の輪」が発刊されました。「成
功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより可能です。 
http://www.success-poem.com/book.htm

■JMACパリの棚田さんから、ヨーロッパ企業コンサルティング
論NO4「CSRの今後」です。私がこの40年間実践した経営改
革実践から考えても,IE・QC・VE・生産管理・VE・会計・
組織・MBO・マーケティング・戦略・SBU・MBO・PPM・
CS・BPR・バランススコアーカード・MOT・CI・人事・サ
ービスマネジメント・IT・CSR・・・などいろいろの経営革新
技術が連続的に生まれてきている。最初は賞賛されて、ブームをつ
くり次に必ず否定される。そんな中で継続している地道に改革実践
して、経営管理技術を進化させているのはいるのは経営現場である
。その経営現場には必ず改革経営者や改革人材の存在がある。真の
経営現場はブームになる前から実践しているからブームや流行とは
関係がない。ブームになって始めたところは物まねでやってもすぐ
やめていく。私達が推進している4画面思考にしても、私にとって
は暗黙知としては40年間から実践しているものである。本当の知
識や技術は属人的なものでないと、創造的なオンリーワンの価値は
生み出さない。画家・小説家・経営者・スポーツマン・科学者・芸
術家に見るように継続的・持続的な創造活動である。経営管理技術
も同様である。知識や技術は人と一体になって初めて価値を生み出
すのである。そのためには長年の実践体験からうまれた知識・見識
・胆識が重要になる。そういう経験者の交じりあいから真の価値が
生まれる。棚田さんも20数年以上、ヨーロッパを拠点に経営コン
サルをされてきている。来年、4月からは拠点を日本に移されて、
経営コンサルや大学での教育を希望されている。私は大学とコンサ
ルの両軸の活躍されると日本企業や社会の改革実践に最適と考えて
います。棚田さんと一緒に研究・実践されたい方は、私か、棚田さ
んにご一報ください。棚田さんが日本を拠点に教育とコンサルで活
躍されるとわれわれの産学診官NPOのネットワークも強化されま
すね。今回も、記事もISOマネジメントの編集部の皆さんのご厚
意によるものです。ありがとうございます。(近藤)
●「米国流 CSRは 消え去るか」   現状の姿
■“CSR”「企業の社会的責任」の今後
Corporate Social Responsibility
[初出:「ISOマネジメント」(欧州事情)2008年5月号
(日刊工業出版刊)に加筆、編集部のご厚意により転載許可]
「ハーバード・ビジネス・レビュー」という米国発信の有名なマネ
ジメント専門誌がある。最新の論文を編集した老舗の定番誌で、日
本語版もあって、マネジメント・テーマの動向感知のため、私もと
きどき目を通す。近頃は、本体の出版物もさることながら、これに
付属したブログのほうが、ハーバード関係者の本音に近い自由な論
調が垣間見えて、面白い。
 “CONVERSATION STARTER”(会話のきっかけ)という名のこの
ブログで、最近、オヤッと眼をひく記事があった。あるハーバード
の講師が、『CSR(企業の社会的責任)は死に絶える。CSRは外
部広報用の「見せかけのマガイもの(Sham)」だと、大方が思い始め
ている』と書き込んでいたのである。“Sham”という強烈な侮蔑語
にたじろいで、初めは冷やかし半分の落書きかと思ったが、どうし
て、けっこう真面目な主張っぽい。
 同じような論調の寄稿記事を、英国の有名経済紙でも眼にしたこ
とがある。こちらの寄稿者は、『大多数の欧州企業は今後、軸足を
CSRから「持続的成長(Sustainability)」に移して、CSRは
消え去る運命にある』とこれも真面目に、マネジメントの力点の変
化予測として記していた。
 「おいおい、こんな話がもう出ているのか。CSRに取り組んで
緒に就いたばかりの会社も多いのに……」と感じるのは、私だけで
はないだろう。私は欧州駐在(しかもフランスという自尊心の高い
国)が長いせいか、米国発信のマネジメント・コンセプトの<流行
>には、眉に唾をつけながら、相乗りするかどうか決める習い性が
できている。「ハーバード・ビジネス・レビュー」のブログを読ん
だ時、私の懸念も、<流行の舵きり>という操作の臭いを感じたか
らであった。
客観的なバランス感覚が欲しくて、CSR<擁護派>の動きを探し
てみると、欧州側でいくつか見つかった。
 ひとつは、EU委員会が昨年作成した108ページの「CSRレポ
ート」である。3年間かけ140万ユーロを費やして、フランスのINS
EADなど、欧州側の有名マネジメント・スクールの教授たちに執筆
させた、かなりアカデミックな論文集で、ひとつの区切りを目論ん
でいるのが分かる。
 このレポートでは、CSR施策の果たした役割を、手放しではな
いが、経営者の意識変化として、それなりに評価。S=「社会」=
広い意味のステークホルダー全体に、眼を向け始めた意義を正当に
認めている。(逆に、ステークホルダーを狭く「株主」に限定しが
ちで、それ以外は「外周」とみなしがちな一部米国企業の「社会」
観を、皮肉っている)。
 CSRのメリットは、その実施のために社内のマネジメント・プ
ロセスを、R=「責任」テーマ分野(品質・環境・コンプライアン
ス・外部発信など)ごとに、不充分なところを見極めながら、再構
築につなげていける点にある。ただ、内部マネジメント改善だけに
拘泥しすぎると、他のISOプロセスなどの業務努力と、境が不分
明になりやすい。(このあたりが、『CSRは消え去る』論に飛躍
するのだろう)。
 EUレポートは、こうコメントした上で、実際の「外の社会」へ
の<働きかけ>や<アウトプット>を、CSR「アクション」とし
て今後もっと重要視すべきだ、と指摘している。同感できる点が多
い。私は、日系企業でのCSR活動に、思いがいった。
横並び意識でCSRを始めたところは、確かに「内向き」な仕組み
中心で、「外向き」な部分の掘り下げが足りない気がする。「外向
き」が、あまり「アクション」として認識されず、「場数」も足り
ないため、「外」から「内」という動きを感じない。
ご参考までに、CSR<擁護派>の欧州企業として、“ユニリーバ
”UNILEVER社を、挙げたい。油・洗剤・食品などの大手多国籍企業
である。製造現場ではTPM(Total Productive Maintenance=
総合的設備生産性改善)とISOがうまくかみ合っている弊社のク
ライアントだが、それで肩をもつわけではない。同社の「外向きア
クション」努力を、まっとうに評価したいからである。同社CEO
セスコーCescau氏が、上掲のマネジメント・スクール INSEAD(パ
リの南郊外にある)での講演録の中で、同社がインドネシアで参加
した食料救済プロジェクトでの、NGO(非政府系組織)との協働
体験を語っている。
形としては、「外向き」の<アウトプット>を定めて、「内部」の
支援マネジメント体制を作ったケースである。社内バックアップの
ほうは、それなりに構築できたが、問題は、展開現地での予期せぬ
齟齬であった。「非営利」組織のNGOと論理が噛み合わず、成果
実現のために、大変な苦労を強いられた。   
『それでも』と同氏は言う。『NGOのような「外部社会」を知っ
たのは収穫だった。CSRをやらなければ、我々は井の中の蛙だっ
た。これを、第3世界での特殊な体験だと思ってはならない。CS
Rを通じたこうしたソーシャル・チャレンジは、「外部社会」を熟
知することにつながって、確実にビジネス・イノベーションの機会
をもたらしてくれることが判った』。
アメリカの“ウォール・マート”は、最近、玩具の包装合理化で、
240万ドルの節減を果たした。これを、CSRと呼ぶか、持続的成
長Sustainabilityと呼ぶか、ありきたりのコストカットと呼ぶか
は、恣意的なキャッチフレーズの問題にすぎない。
 期せずして、EUの「CSRレポート」と“ユニリーバ”のC
EOは同じ結論で、声を合わせている。『CSRは、もはや社内の
個別プロセスとして特別扱いされず、ビジネスの中に一体化されて
、核として存在する。「外部社会」が当然になれば、S=Socialを
はずして、元来のCR (企業責任)と呼べばよい』。
ハーバードの先生、バイバイ! CSRはもっと活気づく。
棚田幸紀(JMACパリ)
tanada.y@jmaconsultants.fr

■配電盤やシステムのニッチトップ企業の別川製作所でも、第二期
別川未来塾がスタートしている。M2の山本さんと改革実践の支援
をさせていただいています。われわれが推進させていただいている
改革実践は企業や一人ひとりのDNAをベースにした個別解の展開
であります。別川未来塾の特徴は一期生が企画推進していること、
チーム4画面と個人4画面の同時展開をすること、ファイナル提案
はトップや幹部に行い、アウトプットは個人4画面は実践を、チー
ム4画面は中期計画への採用を狙っています。しかし、もっとも重
視しているのは、やらされ感からやるぞ感への意識改革と、われわ
れが未来を創り出すという未来開発力の倍増で、人と組織の活性化
です。言葉は同じであっても、推進する経営現場や人材は異なり、
改革実践の方法は別川流の個別解なのです。改革実践は個別解で人
間がはいらないとリアリティは感じません。人間が入ることで、ひ
とりひとりの魂や知識が混じり合って生き生きしてくるのです。昨
晩は別川社長の参加されて、一期生と二期生が交じり合い、別川の
未来を語り合う場を体験できました。やはり、改革実践は自分を変
えて回りを変える活動なのですね。(近藤)
●「一期生 第二期未来 塾推進」   別川未来塾