●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」に続いて、第三巻「改革の輪」が発刊されました。「成
功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより可能です。
http://www.success-poem.com/book.htm
■JMACパリの棚田さんから、ヨーロッパ企業コンサルティング
論その2をいただきました。棚田さんはナレッジマネジメントの実
践者で、ナレッジ者絵リングと標準化について触れていただきまし
た。さらに日本流の問題解決型のナレッジマネジメントの有効性を
提案していただいています。我々もそれを4画面思考によって暗黙
知を見える化することで改革実践を促進しています。目で見えない
暗黙知を見える化する意味は、見える形式知にする事によってナレ
ッジシェリングする事が出来ることと、暗黙知を形式知にすること
で頭の中がすっきりして、次の暗黙知創造が可能になる二つの効果
があります。JAISTの知識科学で研究している創造性支援が大
切ですね。今回の棚田さんの記事は「ISOマネジメント」(欧州
事情)2007年2月号―日刊工業出版刊―に加筆されたもので、編集
部の御厚意で転載許可をいただいたものです。ご関心の高い方は、
ぜひ、ISOマネジメントもお読みください。ありがとうございま
した。(近藤)
●「暗黙知 形式知にし 標準化」 なりたい姿
■ナレッジ・シェアリングと標準化:::「ISOマネジメント」
(欧州事情)2007年2月号―日刊工業出版刊より加筆
国連機関のひとつ、ユネスコ(UNESCO)の本部はパリにある
。トップの事務局長は日本人で、現在2期目の松浦晃一郎氏(元在
仏日本大使)。高校の大先輩で、少しだけお付き合いがある。世界
中を駆け回るグローブ・トロッター。ユネスコを外向きの活気ある
組織へと、改革に尽力され、ご自身も積極的な寄稿などで、外部発
信の中心人物である。
その松浦氏が昨年9月末、フランスの最大新聞「フィガロ」に<ナ
レッジ・シェアリング゙(知の共有)は成長の梃子>という興味あ
る論説を寄せた。グローバル・レベルの事例を引きながら、発展途
上国の貧困からの脱却や、先進国での富の創出に向けた「知育」の
役割を、具体的に展開して説得力がある。
(UNESCOの、Eは教育・Sは科学・Cは文化)。
<コラボレーション・モデル>あるいは<学習する社会>といった
キーワードから、広い意味の「格差」の是正手段として、<シェア
リング>の意義を説いている。記事を読みながら、R&D分野で働
くコンサルタントとして、私自身は、2つの点に関心を惹かれた。
最初は、「日本」がらみの話である。主題となった<ナレッジ・シ
ェアリング>が、数少ない「日本発」のマネジメント・コンセプト
であることは、意外に知られていない。生産分野で、世界を席捲し
ている<トヨタ生産方式>に比肩できる重みがあると、私は実感し
ている。「知識価値創造企業」を導く<ナレッジ・マネジメント>
の提唱者:プロフェッサーNONAKA(野中郁次郎氏)は、海外
でも著名な功労者である。その意味で「フィガロ」の記事は、偶然
とはいえ、異分野の「日本人」トップ2人のグローバルな同時代性
を示して、印象的だった。
もう一つの個人的関心は、たまたまお手伝いしていたトルコの某T
Vセットメーカーでのプロジェクトとのつながりである。テーマは
「設計標準」整備。具体的には、設計者が準拠すべき部品仕様・標
準数値対照表・チェックリスト・設計手順などが対象である。
日本では手垢にまみれたテーマだが、このトルコの会社では新鮮な
何かを喚起させられ、私企業の設計部門というミクロ・コスモスで
ありながら、松浦事務局長の論点と、符合するエピソードの多さに
少なからず驚いた。
設計という仕事は、典型的な「知的協働作業」である。堅苦しい表
現をお許し頂けるなら、<仮説―検証>という過程を、複数の専門
技術者がスパイラル・アップしながら、確実に機能する具体物にま
とめ上げてゆくのが仕事である。
技術ゆえに、普遍的かつ理論的な側面があって、ありがたいことに
、そちらのほうの標準化は、比較的表現しやすい。問題は、個人が
<コラボレーション>しなければならない場面である。「属人的な
格差」が必ずある。
基礎学力の「格差」は、単なる不勉強であれば、教科書的な「学習
」でかなりカバーできるが、その段階を過ぎて自力がついてくると
、別の「格差」にぶつかる。<仮説―検証>を進める「推論」の仕
方に、個々人の「格差」があって、お互いの理解をはばむ。下世話
にいえば、話の筋が読めない。結論は聞けても納得ではないから、
次の応用の時は、ハタと思考が止まって、しなくても済む試行錯誤
の悪循環に陥ってしまう。
「設計標準」プロジェクトの狙いは、実はこの点にあった。「推論
」の手引きになる「設計手順」は、個人の頭の中か、在っても個人
のデスクに眠ったまま。野中教授の有名な論旨:表現されていない
<暗黙知>を、他人にも理解可能な<形式知>に変えてゆくプロセ
ス、つまり<ナレッジ・シェアリング>こそが、「設計標準」整備
の仕事そのものだった。「問題解決」に向けたこういう人助けは、本
当に楽しい。
ちなみに最近、別の欧州企業で、ISO認証の更新条件として、「
問題解決能力」強化を求められたケースに出会った。聞けば、日本
のQC7つ道具の復活めいた話だったが、私は大賛成だった。やや
もすると、単なる知識の集積ITシステムに走りがちな欧米流<ナ
レッジ・マネジメント>とは、一線を画した、日本発信の「問題解
決」型<ナレッジ・マネジメント>は、もっと積極的に評価されて
も良いと、私は思う。
棚田幸紀(JMACパリ)
■シードウインの福田さんから、ちょっと頑張ろう675号:「変
革は外からやってくる」をいただきました。福田さんが言われるよ
うに、未来の変革の「兆し」は、今の世界の中に存在していると思
います。大切なことは、自分の実感した兆しを見える状態にする事
とその改定が重要ですね。われわれもFMICとの共同研究の中で
の「兆しマップ」を見える化しています。私の改革実践活動の「兆
しマップ」を革新図面館に展示いたします。皆さんの「兆しマップ
」を創られる参考にしてください。文道4画面分析の共同研究をさ
せていただいている福田さんも文道コンサルティングを更新されま
した。文道分析でも暗黙知が見える化できて、知識化が進みます。
私も見させていただきましたが、興味ある内容ですので、ご覧くだ
さい。ありがとうございました。MOT改革実践論でも4画面によ
る改革実践提案の作成に入ってきました。成功の宣言やありたい姿
・なりたい姿が最初はかけません。言葉が見つかりません。かけな
いことに気づくことがスタートです。現状や兆し収集をしていると
書けるようになってきます。文道分析に対する期待が見えてきまし
た。(近藤)
■ちょっと頑張ろう -675号- 「変革は外からやってくる」
●[08/8/19]にレポートをHPに追加しました。
トップページ http://www.seedwin.co.jp の上「プレスリリース」
から入ってください。
《研修サンプル》「研修パーツ」
「文道サービス」の文道コンサルティングを更新しました。
● 変革は外からやってくる ●
仕事環境を変えようとするのは、なかなかに難しい。
仕事の手順を変えるとなるとさらに難しい。
多くの部署との調整があって、摩擦があって、組織内で争ったとこ
ろで仕方がないのだが、はなはだ難しい。
多くの変革は外からや
ってくる。どうしようも無くなって、変えざるをえなくなって変革
が起こる。
JR、NTT、郵政がそれぞれ組織形態が変わったとき、職員の意識は
変わるしかなかった。それでも昔のままの意識が根強い。
少子化が進み始めて学校経営が変わりつつあって、学校の統廃合が
公立までも及んで通学路が変化する。
ファーストフード店を筆頭にチェーン展開をしている同業種で価格
競争が起こって、店員の労働に負担がいった。管理職制度と給与の
関わりに亀裂が入っている。外国人就労者が増えて、その内の人事
制度は変わらざるを得なくなる。
日本の携帯電話の販売は日本独
特だそうだが、通話料金の競争で、営業手法を変えざるを得なくな
った。
テレビのデジタル化、多チャンネルでTV通販が増え、放映を制限
しようとしている。デジタル放送に切り替わったとき、いったい何
が起こるのだろうか。
団塊の世代の退職が続いていて、技術継承
に問題が出てきて、仕事スタイルが変わらざるを得なくなった。
通信技術が発達して、便利さの陰で新種の犯罪が多発してきた。犯
罪のお陰で、いくつかの法的制限が入ってきた。制度と仕事スタイ
ルを変えざるを得なくなった。
なぜ、企業の不祥事が多発したのか。もう、新たな発覚はないのか。
学校が学習塾と手を結び始めた。その先で何が起こりえるのか。事
件の報道が同類の事件の誘引していないとは言い切れない。先日、
TVを見ていてアナウンサー自身が同じことを言っていた。「報道
の義務」と言いながら、報道視点を棚上げにしているのではなかろ
うか。メデイァもいずれ変革が必然となる。
変革を外から強要されるとき、商品の熟成度で言えば、廃止すべき
ときだ。外からの変革が要求されるとき、既に遅い。混乱と摩擦と
、悲劇が起こる。
改革は外からやってくる。地震のように予知できなくて突然やって
くるのではない。
今ではサイクルが早くなっている。予兆は2~3年前に現れる。I
T時代が、情報時代であるはずだが、予兆は知覚されているのだろ
うか。新聞記事は事実ではあるが、その根源は事実ではないかもし
れない。事実を掘り起こし、変化の兆しを予感しなければならない
。その手段を持たなければならない。
ここ10日ほどの新聞記事を見るとオリンピックの記事が極端に増え
ている。通常と変わらぬ紙面であるのに、オリンピックの後ろに回
って見えなくなった記事は何なのだろか。
福田 真 shin_fukuda@seedwin.co.jp
■今朝は、加賀市で、乗り合いタクシーの事業化の発足会が行われ
ました。事務局の加賀市役所の山本さんからご連絡をいただきまし
た。加賀市公共交通会議で検討と実験運行してきて、事業化の目処
が見えてきて、事業化に入りました。地域・行政と第一交通の皆さ
んを中心にいろいろな関係者で討議されて、実験に踏み切り、実験
で掴んだ問題を俊敏に解決して、事業化スタートが出来ました。東
京での講義のために出席が出来ませんでしたが、加賀市の改革実践
モデルが成功し、公共交通の課題解決に貢献されることを祈念して
おります。山本さん、加賀乗り合いタクシー4画面をまとめてみま
しょう。乗り合いタクシー4画面とYWTで改革実践を継続して成
功モデルを実現しましょう。かが元気塾のメンバーにも応援していた
だけるとよいですね。(近藤)