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成功の宣言文メンバーからのメセージ

●「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」、第二巻「元気の
出る俳句」に続いて、第三巻「改革の輪」が発刊されました。「成
功の宣言文」文庫の購入は下記ブログより可能です。 
http://www.success-poem.com/book.htm

■私は皆さんと改革実践の研究をさせていただいていて、いろいろ
な課題にぶつかると、その課題解決の共同研究を成功の宣言文のメ
ンバーと行わさせていただいております。「実践する姿がなぜ実践
されないか」という課題研究をMBI研究所の今井さんとさせてい
ただきました。今井さんは例によって、豊富な改革体験を今井流の
解析法で解決策を研究していただきました。今回の4回目で最後に
なりますが、今井さんの改革実践力の深さには改めで感動いたしま
した。私も今井ソリューションを実践する姿に入れさせていただこ
うと思います。皆さんも今井さんと直接交流されることをお勧めい
たします。今井さんの改革実践の公共財を提供していたあいて、あ
りがとうございます。(近藤)
●「今井流 改革実践 公共財」   ありたい姿
■実践する姿の研究4 良くある事例 
□[四画面だけではないが、経営改革活動が動かない]
・四画面だけでなくMBO(目標による管理)の運用のときにも、
 同様の傾向がいくらでもみられる。
 MBOシートを軽視し、上司との面接で承認が取れたと同時に、
 ファイルに保存してしまう。そして、次に取り出すのは、育成
 面接など次の面接の直前となる。実際に、彼らに本音を聴き出す
 ことに成功した。「四画面だ、目標だと言われますが、とにかく
 毎日が忙しくて時間がないのですよ。朝、出社すると、その日に
 やらねばならない仕事がいっぱいあって、それをこなすだけで、
 遅くまでの残業になります。そんな毎日を送っていると、あっと
 いう間に半年や1年が過ぎてしまいます」「それに、上司だって
 、決まった時期にならなければ、四画面や目標のことなど話題に
 もしないし、事業計画や方針などと同様に、意識していなくても
 何も問題は起こりませんしね。「そうそう、この前、上司が、自
 分で出した事業計画や方針を忘れていたくらいだし…」と…
 みんな精一杯の生活を送っているに違いないと思うが、残念なこ
 とに「自分ごと」の意思の重要性に気付かず、ただ「日常に流さ
 れ、動かされ、やらされ」ている。
・「旗振り役」というのがある。派手でカッコ良い人もいるが、現
 場の人たちからは、「改革実践者」には見えないようだ。
 改革を求めている経営者や、その代役たる企画スタッフが「旗振
 り役」に廻るとどうも活力が生まれ難い状況になりやすい。熱心
 なトップや企画・運営スタッフが陥りやすい盲点かも知れない。
 彼らは、現場で改革を進めるメンバーよりも、教育に参加する機
 会や、コンサルなどと直接対話で指導・アドバイスをいただく機
 会が多い。役目柄、コンサルと一緒になって、会議を開催したり
 、運営することで、あたかも改革の主役のような存在であると勘
 違いしてしまうこともある。これはレアケースだが、コンサルが
 不在の期間、トップがコンサルの代役になり、毎朝、受け売りの
 知識を振り回すようになった。加えて、運営スタッフが、組織マ
 ネージャよりもほんの少し理解が進んでいるだけで組織体制を越
 えて、指揮・命令を出し始めた。少数の運営スタッフでは、全メ
 ンバーを管理することができないことに気付き、改革P/Jチー
 ムが編成された。そして、このP/Jメンバーが組織長に成り代
 わって改革マネジメントの責任と権限を持つようになった。いつ
 の間にか、経営に顧客や市場という言葉が聞かれなくなり、事業
 活動は滞り、見事な資料・図表と巧みなプレゼン技術だけが残さ
 れた。経営改革は、事業の現場での行動開発につながらなければ
 、経費しか生まない。

□[四画面に真剣に取り組もうとしているのに、「実践する姿」が
機能しないとか、行動開発が進まないというケースは、よくある]
・「ありたい姿」や「なりたい姿」の中身そのものが、誰(人や組
 織)かの支援を前提としているなど依存の状況では? 
 誰かの支えが成功の条件になっているようでは、相手の反応待ち
 になってしまう。
・前項と似ているが、「実践する姿」の内容が、「タラ、レバ戦略
 」になっていないか?
 (自分自身の行動開発なのに、他人への依存が入り込んでいる)
 「Aさんが~してくれタラ」とか、「Bさんが協力してくれレバ
 」…など、「タラ、レバ」の行動開発は、知らぬ間に責任転嫁を
 生む。 P/Jをつくる、増員する、人材を確保する、組織を変
 える…などは、権限を持っていれば、1時間もあれば実行できる
 手段だが権限がなければすべて「タラ、レバ」戦略の類になる。
・「ありたい姿」と「実践する姿」の間に、明確な「なりたい姿」
 を描いているか?
 顧客・市場を絞り込み、その顧客・市場に感謝され、自分自身も
 成長し成功しているイメージをありありと描いているか?
 「なりたい姿」で、顧客や市場を明確に絞り込むことには、重要
 な意味がある。
 いくら「自分ごと」の近未来であっても、自分にとって最も重要
 な存在の人や組織の賛同以上(願わくば「感謝」)の合意がなけ
 れば、独りよがりの「実践する姿」や行動開発になりかねない。
・「なりたい姿」に、役職、ポストやポジションを採用するのは、
 あまりうまくないようだ。課長になる、部長になる、社長になる
 、世界一になる… どんな顧客に対してどんな貢献に成功すれば
 、そのポジションが待っているのか?
 どんな市場で、どんな事業活動を創り出し、どれくらいの貢献(
 経済的、社会的)をすればNo.1になれるのか?  などの成
 功のイメージが「なりたい姿」となる。役職やポジションの獲得
 を直接ねらう「実践する姿」は、独善的になるリスクが常につき
 まとう。顧客や支援者が独善的とか、わがまま勝ってなどと感じ
 た途端に、孤立し立ち止まる。
・「なりたい姿」で、いつまでにその成功のイメージを達成するか
 という期限を区切っているか?
 「なりたい姿」は、今現在以降のどの未来に設定してもよい。近
 い未来の成功イメージを持たないと、変えねばならない行動の絞
 り込みが難しくなる。(対応性分別や行動選択の迷いの源)
・「なりたい姿」や「実践する姿」の内容が、多すぎて複雑になっ
 ていないか?
 お客様数社で、ロジック・ツリーのようなものを緻密につくって
 おられたことがあった。ナポレオン・ヒルズの成功法則は、10
 8項目を実行しなければならないとか… このような取り組みは
 、四画面思考ではない。ロジカル・シンキングでツリーを完成さ
 せることや成功の108の実行項目を計画することが目的とすり
 替わってしまうし、完成させるだけで疲れ果ててしまう。
・四画面の作成目的に狂いはないか?
 ときには、改革を求めている当事者ですら「自分ごと」の四画面
 の重要性に気付かずに悩んでいることもある。誰かの指導を仰い
 で、改革を進めるケースが多いが、そんなとき指導者からの高い
 評価を得ることを、無意識に目的にしてしまうことがある。組織
 で改革実践に取り組むときは、いくら注意を払ってもこの問題は
 発生する。(マネジメントの経営哲学が浸透していない組織では
 、特に注意が必要となる) 四画面の作成、実行から検証にいた
 るまでのすべてが指示・命令系統に乗ることになる。これは、経
 営の生産性を考えると極めて効率的な進め方であり、自然な行為
 に違いない。ところが、すべてのプロセスの区切りで、上司の評
 価と承認が入ってくる。改革対象の組織が大きければ大きいほど
 、評価と承認の階層は、多段階に、幅広くなる。すると、四画面
 思考の知識・経験が不足する直属の上司たちが、まず混乱を来た
 す。いつの間にか、「自分ごと」ではなく上司の承認を得ること
 を目的にした四画面が氾濫する。
 ※改革を進めるときに適切な規模はどれくらいか?
 この質問に対する解答はない。
 だれが、どれだけ本気で取り組む覚悟を持っているか?
 顧客の中にどれだけのパートナー候補がいるか?
 進める側の戦力は、どれくらい確保できているか? 
 …前提条件によって、様々な工夫の余地がある。
・四画面創りのプロセスは、まずまずうまく進めることができて、
 「実践する姿」が動き始めた。
 定期的にY-W-Tを廻し、現場での状況や成果も上がりつつあ
 るようだ。1カ月、2カ月と経過して、なんとなく変化の遅れが
 目に付きだした…という現象は、よくある。いろんな原因がある
 が、
 1.「なりたい姿」と「実践する姿」に、明確な期限が決められ
  ていないことが多い。
 2.期限が記入されていても、時間軸が的確でない。
  (秒、分、時間、日などの単位の間違い)
 3.「実践する姿」が、定期的な会議体などの開催とか参加が前
  提
 となっており、日常業務で即決即断で四画面のY-W-Tを廻す
 重要性に気付いていない。……
 最も注意が必要なのは、現場での「総花発想」の蔓延である。四
 画面創りでは、「自分ごと」の思い切った未来企画を求め、みん
 なの賛同の下でスタートするが、実際の現場に戻ると従来どおり
 の無難な行動や成果が求められる。
 せっかく燃え上がった改革の灯が、一気に衰えてしまう。改革行
 動はほどほどに、誰からも文句を言われないようにしておかなけ
 ればどんなにガンバって改革に取り組んでも、最低限の結果は出
 しておかないと、後で何を言われるか・・・・・
(実践する姿の研究 最終回)

□本資料の内容の一部、または全部を無断で複写複製(コピー)す
ることは、禁止します。(ご一報いただければ、拒むつもりはあり
ません、皆さんとの共同研究の機会と改革実践のご支援を望んでお
りますので・・・。)
Mail:yusan@kyoto.zaq.ne.jp  MBI研究所 今井雄二