■「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」に続いて、第二巻
「元気の出る俳句」が発刊されています。「成功の宣言文」文庫の
購入は下記ブログより可能です。
http://www.success-poem.com/book.htm
■FMICの大岩さん、岩崎さんから未来開発経営デッサンノート
15をいただきました。大岩さんはJAISTの改革実践論の講師
をお願いしています。私の実践している「未来を創り出す」も大岩
さんたちと共同開発してきたものです。いまさらに未来開発のため
の4画面思考を勝さんや今井さんもはいり、バローレや存在価値開
発などとも融合して共同研究しています。岩淵さんの革新完成度理
論は実践理論としてすばらしいものです。わたしが「完成度」とい
う言葉を使うときはこの実践理論にもとづいて考えています。
(近藤)
●「試行力 思考力をも 磨き上げ」 大岩和男実
■FMIC メールマガジン 2007年12月10日 第17号
http://www.fmic.jp/
◆~未来開発経営/戦略デッサンノート(15)~
「自ら未来を創る:その4:試行力で思考力を磨く」
未来開発経営の基本コンセプトは「未来は来るものではなく創るも
の」です。2007年10月からの「自ら未来を創るための10ケ条」シリ
ーズでは、
その1:一人称
その2:2軸思考
その3:Thank you(未来顧客起点)
ということについてふれてきました。今回はその4「試行力は思考
力を磨く」ということについて考えてみたいと思います。
”試行力”とは、あらためて言うまでもなく、新しい何かを構想し
たときに試しに行なってみること。実験や仮説検証と同じような意
味です。商品開発や製品設計においては、新製品をいきなり市場投
入はしないでしょう。革新的な製品であればあるほど、入念な実験
や試験を行います。企業の変革や改善活動も同じです。効果的な変
化を起こすためには、それなりの準備や実験が必要とされます。
試作や実験を行ないつつ、モノゴトの完成度を上げる。自然科学や
工学の世界ではあたりまえのことが、どういうわけか、企業活動の
なかでは「議論はするが行動せず」「評論やうんちくは述べるが自
らは手を汚さず」というような現象に出会います。「まずはやって
みる」これはトヨタのカルチャーのひとつとよく言われます。TP
Sトヨタ生産方式の産みの親と言われる大野耐一さんは、「百聞は
一見にしかず。百見は一行にしかず」という表現で、試行力の重要
性を説いています。
では、試行力はどんな要素で構成されているでしょうか?
未来開発活動や改善活動においては、次の3つが試行力の重要要素
です。
①試行課題を明確に:試すことの方向やビジョン・ありたい姿を明
確にする
②素早く繰り返す:試行や実験を素早く行い、その完成度を上げる
③適度な難易度設定:将来発展シナリオにつながる難度設定
このことを数式モデルで表現してくれた人がいます。元防衛庁の技
官であった岩淵氏は開発プロジェクトマネジメントに30年たずさわ
った経験をもとに、システムの完成度を予測する式を考案してくれ
ました。
システム完成度S=(1-(1-PQ)N乗)M乗
ここで、
・システムの完成度≒改善の完成度
・PQ=課題の把握率と解決率≒ある集団や個人の課題解決能力
・N=試行回数
・M=難易度指数≒改善の難しさ
をあらわしています。
ちょっと硬くなりましたが、この式は、ある課題解決にあたり、そ
の集団の課題解決能力と難易度が変わらない場合は試行回数のN乗
で完成度が上がるということをあらわしています。例えば、話を単
純化して、ある集団の課題解決能力が0.5、難易度が1の場合は、下
記にように完成度が上がります。
0回目:完成度=0
1回目:完成度=0.5
2回目:完成度=0.75
3回目:完成度=0.875
4回目:完成度=0.9375
実際には試行を繰り返すたびに、学習効果で課題解決能力はあがっ
ていくので、この完成度向上スピードはさらにアップするでしょう
。「案ずるより産むが易し」「犬も歩けば棒にあたる」「へたな考
え、休むに似たり」などの言葉は、どんなことでも、まずは行動し
てみて、そこから学び、さらにその試行を素早く繰り返しなさい、
ということを言っているのでしょう。
さて、2007年も残すところ、20日足らず。今年、皆様はどんな未来
開発のための”試行”に取り組んだでしょうか。今年の取組みをち
ょっと振返ってみて、残りの期間中にもう1回のPDCAをまわすと、
来年に向けた良い準備になるでしょう。「人に言う前に自分がやれ
!」という読者の皆様の声が聞こえてきます。そうです。私達も一
人称で、今年の取組みの振返りと来期計画を行ないます。
そのような結果を未来開発ワークショップや改善活動の場で皆様と
共有することを楽しみにしております。あわただしい年の瀬がせま
っていますが、皆様、くれぐれも健康にご留意ください。
FMIC 大岩和男・岩崎壽夫
■昨日は伝統工芸MOTの改革実践ゼミが行われました。いままで
のそれぞれの分野の一流講師から学んだ事を整理して、自分の改革
実践テーマを宣言します。そして改革実践提案書と4画面思考でま
とめて来週土曜日に行われるファイナル・プレゼンテーションにつ
なげ、伝統工芸文化の進化の実践に入ります。私の改革実践ゼミの
原則は、「自分ごとで実践する」「4画面思考による見える化」「
改革の輪の創造」が3原則です。伝統工芸でもこの3原則を軸にし
て、革実践提案書と4画面で提案します。伝統工芸MOTのメンバ
ーにはMOTシンジケートの砂崎さんや能美市の米田さんが入って
いますので、先行して改革実践提案モデルを作成していただいて昨
日のゼミで発表していた代来ました。改革実践は成果実現が目的で
そのためには事実で事実を変えるのが原則です。昨日は全員に4画
面で発表していただきましたが、お二人のモデル事例で来週の水曜
日の最終ゼミは皆さん、改革実践提案書に挑戦されると思います。
それぞれの思いが提案書として見えてくれば、繋がることも応援す
ることもできるのですね。伝統工芸にご関心のある方はぜひご参加
していただいて、日本の文化の進化のサポートをお願いいたします
。私自身も伝統工芸のバローレを考え始めています。いまのところ
日本文化の「創造的日常」です。活用しないと実感しませんですの
で、さっそく、第一号はすでに活用している「成功の宣言文金箔の
パソコン」ですが、第二号を「からくら模様沈金のボールペン」を
砂崎プロジェクトに発注しました。伝統工芸ファンクラブを作って
いき、皆さんと日本文化の「創造的日常」を楽しみたいと存じます
。塾生の女性からもファンクラブを発足したいという提案がありま
した。砂崎さんの伝統工芸改革提案書の項目例をご紹介させていた
だきます。企業人や社会人が伝統工芸メンバーが知識融合したコミ
ュニティができたら面白いですね。(近藤)