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成功の宣言文メンバーからのメッセージ

■「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」に続いて、第二巻
「元気の出る俳句」が発刊されています。「成功の宣言文」文庫の
購入は下記ブログより可能です。
http://www.success-poem.com/book.htm


■芳珠記念病院の鈴木さんから、「MOT改革と4画面思考を活用
した広報活動」の発表原稿をいただきました。自分ごとでの改革実
践の思いとプロセスがつたわってきて、私にとっても改革実践の良
い教科書です。鈴木さんは広報での改革実践を自分の言葉で表現さ
れておられます。振り返ってまとめることで何が変化したか、自分
の成長が良く分かりますね。鈴木さんの快挙で、我々の改革実践活
動も変化してきたような気がします。ありがたいことです。宣言文
の皆様にも数回に分けて、ご紹介させていただきます。次回のその
2も楽しみにしてください。(近藤)
●「大賞で 改革実践 変化して」   現状の姿
■「MOT改革と4画面思考を活用した広報活動ーその1」
(1)病院概要
まず、本題に入る前に当院の概要を説明をします。
この図にあるように当院は能登半島のつけ根にあります。石川県能
美市に位置しています。能美市はヤンキースの松井選手の出身地と
して知られており、小高い丘の上にある当院からは、加賀平野を一
望することができます。次に事業概要をご紹介いたします。
当院は日本医療機能評価機構認定病院であり、病床数は一般200
、療養120いわば、地域のデパート型ケアミックス病院という位
置づけになっています。当院の位置する石川県南加賀医療圏は、人
口44万人、医療も介護も飽和状態で、隠れた激戦区といわれてい
ます。
(2)2005年当時の問題点とMOT改革
このような状況におかれた当院は、2005年当時、大きく分けて
次のような問題点を抱えておりました。
激戦区でのアピール不足:数ある病院の中から、当院を選んでもら
うという、強みが明確にされていない常態でした。経営状態とモテ
ィベーション:経営状態は芳しいとは言えず、またそれに伴う、ス
タッフの、モティベーションの低下が見られました。
では、地域において、選ばれる病院になるためには何が必要でしょ
うか。ハード面の充実も必要ですが、当院では、まずソフト面の改
革が急務と考え、我々の改革実践が始まりました。スタッフの意識
改革、いわば「やらされ感」から「やるぞ感」への変化がまずは必
要とかんがえました。スタッフの意識が変われば人間力と技術力が
向上し、経営状態の安定化に繋がると考えたのです。人間力向上を
基盤に「医療と経営の質を絶えず向上させて、顧客の不安を安心に
さらに感動にかえられる病院になる」当院のMOT改革は、このテ
ーマを実現するために、2006年からスタートしました。
(3)MOTとは
MOTは、日本語で「技術経営」と訳されることが多く、経営手法
の一つとして、主に製造業で導入されています。企業や大学で開発
された技術を、実際の社会に役立つように、サービスや商品企画・
開発にいかして競争力を高めるものです。当院の場合、「技術」に
あたるものは、知識科学のツールである「4画面思考」をつかって
職員の「人間力の向上」を目指しています。では次に、MOT改革
に欠かせない「4画面思考」についてご説明いたします。
(5)4画面思考
4画面思考を開発したのは、当院とおなじ能美市にあります、北陸
先端科学技術大学院大学院大学・知識科学研究科の近藤修司教授で
す。このツールを使うと個人や組織の思いを文字通り4つの画面で
表し、「見える化」することができます。この4画面思考を始める
前に、まず自分がどの「場」について考えるかをきめます。「場」
は場面や立場と言い換えると分かりやすくなります。そして、次に
4つの姿を考えていきます。
「現状の姿」は、今の現実派どういう状況であるか、「他人ごと」
ではなく「自分ごと」として、事実を捉えている姿です。事実を直
視することが大切です。
「ありたい姿」は高いところにある理想の姿で、世のためしとのた
めにどういう価値を創出するか自分ごとで明確にします。自分や組
織の存在価値でもあります。限りなく人間広場を求めることになり
ます。
「なりたい姿」は理想と現状をつかんだ上で、自分が達成する近未
来の目標をはっきりさせる姿です。期限つきの目標と戦略になりま
す。オンリーワン・ナンバーワンを狙います。
「実践する姿」は現状となりたい目標のギャップを埋めるために、
自分が行動する姿です。毎日やること、毎週やる事、毎月やる事、
毎期やること、毎年やる事、3年ごとにやる事、10年単位にやる
事を見えるようにすることになります。
(次回以降のその2についてご紹介いたします。)
芳珠記念病院 鈴木慈

■「何が変化したか」:「振り返り 変化したこと 知ることや」 
芳珠記念病院の鈴木さんのように「振り返る」ことによって「新た
な強み」が発見できるのです。改革実践活動は「地道な努力」が伴
うだけに、継続するためには改革前と比較して、「何が変化」をし
たかを伝えることが大事です。改革前と違って、「思い」や「現状
の姿・ありたい姿・なりたい姿そして実践する姿」が「違ってきて
いる」ことに気づくことによって「自分の成長」を実感できて、コ
ツコツやる事が「楽しくなる」のです。
そして「改革の輪」が広がっていくのです。テーブルの上でものを
考えていても何もおこりません。やはり「やるしかない」のです。
「変化を生み出す」のは改革実践の「現場」です。現場を盛り上げ
て、「人々の表情」のかたさをほぐしていくと、現場が「イキイキ
」と動き出す。難しい課題にぶつかっても改革実践の「アイディア
をあきらめない」。そのときにやるか、やらないかである。「誠心
誠意」にお客様や仲間と課題にぶつかっていく。この課題の「順番
」が大事です。だんだん自分の仕事を「頼りにしている人」が見え
てくる。その人たちのために、課題解決をあきらめない。アイディ
アを突き詰めることをあきらめない。だんだんその課題が「やりた
いこと」になってくる。やりたいことをもっていると人と「一緒に
仕事」できるようになって改革の輪が広がる。自分の頭の中にある
ことだけでなく、まわりの人の頭の中にある高い能力を活用できる
ようになる。そして自分でも驚くような変化が現れ始めるのです。
振り返りをして自分達に起こりつつある変化に気づいて、あとはそ
の変化を芳珠記念病院の鈴木さんのように伝えていくのです。芳珠
記念病院ではそんな改革人材が確実に増えていっているのです。
近藤修司