■「成功の宣言文」文庫は第一巻「四画面思考」に続いて、第二巻
「元気の出る俳句」が発刊されています。「成功の宣言文」文庫の
購入は下記ブログより可能です。
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■先週の土曜日はJAISTでは中森教授が主催されている地域再
生システム論の第10講から第15講がおこなわました。地域再生
にご関心のある方は受講あるいは入学されることをお勧めします。
企業の未来を創り出す活動も地域の未来を創り出す活動も共通点や
相互補完点が多く、未来開発経営は社会の視点から行うことが大事
です。
第10講:伝統工芸・有田焼の革新・ケース講義 飯盛義徳(慶応
義塾大学環境情報学部専任講師)
第11講:能登半島地震震災地の門前地区地域再生事例ー歴史と文
化で再生を図る取り組み:掘田哲弘(財団法人地域振興研究所研
究員)
第12講:佐渡におけるトキの里づくりー中山間地の持続的可能性
中島明夫(NPO法人トキの島事務局長) 緒方三郎(JAI
ST知識科学研究科特任准教授)
第13講:地場産業イノベーション人材育成論ー新潟県磨き屋シン
ジケートの事例 高野雅哉(燕商工会議所産業振興課課長 磨き
屋シンジケート担当) 近藤修司(JAIST知識科学研究科教
授)
第14講~15講 グループワーク
私も一日受講と、磨き屋シンジケートの高野さんと地場産業イノベ
ーション人材育成論講義やグループワークに参加しましたが、地域
再生への現状の取り組みや、課題、成功事例、今後の展開などが見
えて来ました。日本各地で研究と実践がはじまっており、革革実践
人材育成の現状の姿やありたい姿も見えてきました。この輪をさら
にすすめてことが地域の未来を創り出すことになると思います。1
年ぶりに磨き屋シンジケートの高野さんにきていただき、講義して
いただきました。磨き屋シンジケートは発足して5年になりますが
、昨年は後継者育成の磨き屋一番館ができ、阿部総理もこられ磨き
体験をされたり、自動車一台をまるごと磨かれたりで、全国ブラン
ドになってきました。ビヤマグカップも2年の受注残をかかえてい
るようです。これも、つぎつぎとたえまなくイノベーションを実践
されている結果です。磨き屋シンジケートは本当にすばらしい地域
再生モデルになりました。高野さんが「磨き屋シンジケート」構想
を提案されたのは日本商工会議のカリアックでの政策担当者研修会
でした。私や高野さんが講師で今年も行われますが、第二・第三の
磨きやシンジケートが生まれると地域再生も面白くなりますね。地
域再生システム論の参加メンバーもみなさんも、今回の講師の皆さ
んから知恵と勇気をいただいて、再生計画づくりに熱心に討議され
ていました。(近藤)
●「実践し 再生人材 繋がって」 実践する姿
■地域再生システム論講義要約(第10講~第15講)
●「改革は 自分自身が 主体者に」 なりたい姿
□第10講:伝統工芸・有田焼の革新・ケース講義 飯盛義徳(慶
応義塾大学環境情報学部専任講師)
・地域再生はいろいろな方が知恵を出して臨まないととてもないが
できない、JAISTのこのような授業はとても大切です。
・有田焼は陶磁器産業でかなり古く16世紀で、組織化された会社
は少なく、多くはとても小さい会社があつまっている。高度成長
の中でやってきた分業でいいのかが課題です。
・陶磁器は食器産業は売り上げ規模は落ちている。東海3県は量産
でトップで二位が有田です。
・問題解決は問題を特定化しないといけない。本質的問題は外部環
境が変化しているが内部環境がどうかわるか。
・ケースメソッドは主人公がいて主人公の立場で議論する。伝統工
芸産業の主体はだれか、えらく難しい。実際に実践するときにと
ても難しいということに気づく。
・産業集積地での活性化モデルは少ないが、今日の午後の講義にあ
る燕の磨き屋シンジケート事例は良い事例です。
・イノベーションは変えましょうといってもそうは簡単にかえられ
ない。イノベーションをおこし続けないといけない。
・いままでの市場では成長できない。あたらしい市場を見つける方
策を見つけることが大事。
・伝統産業も自分の持っている強みを活かして市場を創っていく。
どうやって革新するかで、難しいから皆でかんがえていこう。
・難しいから皆で主体性をもって取り組んでいくことです。黒川温
泉が湯布院温泉も劇的変化をとげました。関係者があつまってど
うしたらいいか、皆で問題解決プロセスを踏んで、考えた。
・課題がでたよね、次はターゲットをどう決める。市民がアチコチ
で立ち話をするようになった。有田焼も地域全体で産業を支える
仕組みが必要でできているのがイタリアやシリコンバレーで大学
が入っての協働です。
・実践することが大切で、実践で弱い紐帯と強い紐帯が連携できる
オープン・リソース・ネットワークができていく。
●「その地域 存在価値は 何なんだ」 ありたい姿
□第11講:能登半島地震震災地の門前地区地域再生事例ー歴史と
文化で再生を図る取り組み:掘田哲弘(財団法人地域振興研究所
研究員)
・能登半島地震被災地の門前の歴史・文化で再生を図る取り組みを
紹介する
・過疎化が進んでいるところに震災が起こるとどういう風になるか
・地域空間への視点(立地状況・構成要素・要素間の関係・圏域外
との関係性)と政策をめぐり主体状況への視点(形成主体・実施
主体・評価主体)の二つが必要です。
・高齢者率48%で観光客の向けの焦点はなく、住んでいるものが
地域を守っている。住民の60%が被害所生活になった。しかも
重要な部分を地震がおそっており、被害総額も50億前後。
・持続可能な地域実現へ、人が地域にどう係わっていけばいいのか
など、係わりが課題です。
・すべての土地を残すのは困難で価値あるものをキープする。地域
固有の価値を伸ばすために係わる。
・ハードとソフトが別個にあるのでなく、人がよりよい生き方をす
る地域づくりを展開する。
・地域の歴史性は大事で時間軸でいろいろな物語をつくる。ハード
からソフトは人生の内容をいかによくするかがポイントです。
・地域価値はその地域だけで維持している価値で、地域の持続シス
テムを実現です。
・門前はためらい、困惑しつつも、目指すものは、勇気と知恵でき
り開く活動が始まっている。
●「よそ者に 気づかされてで 動き出す」 現状の姿
□第12講:佐渡におけるトキの里づくりー中山間地の持続的可能
性中島明夫(NPO法人トキの島事務局長) 緒方三郎(JAI
ST知識科学研究科特任准教授)
・佐渡の森林はトキがいて海が豊かになるありたい姿を目指してN
PO活動を展開している。
・ビジョンの原型が中国にあるのでそこへ行った。共生と循環の社
会作りです。動力源として牛が使われている。牛は遅れていると
見るか循環型資源と見るか。
・エコビレッジで梨にもトキのシールを貼っている。お米もトキの
シールをはっており、生態系地域づくりである。
・海から山までさまざまな要素があり、それを利用するとさまざま
な交流プログラムができる。
・いかだ作り、トキのための餌場作りなど、よそ者の目を借りて地
域資源を発見する。
・地域は高齢化して人が出ているために担う人が少なく、気づく人
も少ない。
・よそ者が地域を見つめることで気づくことが多い。よそ者の目を
かりて地域資源を発見する。ボランティやよそ者が楽しんでいる
姿を見ると、地元の人も係わりだす。地域の人が一人二人と理解
者が増えていく。
・地域再生は一歩踏み出すと反応がある。いい方向だけではないが
。地域の方とよそ者が一緒に考えて行動することが大切です。
・そういう活動している情報を知らせないと意味がなく、ブログで
紹介した。地元の人に写真をとってもらって、自分達でブログを
書いてもらうようにしている。徐々に自分でアップするようにな
りました。自分でできない人は写真を取ってもらいます。それを
アップする。
・これもある、これもあると写真が集まりだします。そして次第に
やろうという気持ちが芽生えています。その気持ちが大切です。
・廃校を利用した研修所、音楽芸能、大学生と大工さんの技術交流
などいろいろな活動と連携する。
●「いいものを 創るだけ無く ストーリイ」 なりたい姿
□第13講:地場産業イノベーション人材育成論ー新潟県磨き屋シ
ンジケートの事例 高野雅哉(燕商工会議所産業振興課課長 磨
き屋シンジケート担当) 近藤修司(JAIST知識科学研究科
教授)
・当時は仕入れが多くなって磨くものがなくなっていた。10年で
100億から40億に落ち込んだ。磨き職人は600件です。
・地元問屋がいて、ここが販路を持ていたが、産業構造から商社が
消えていった。上請も研磨や他の仕事していいよといいだした。
・中国を視察して、そのレベルに驚いた。このままでは燕の磨き屋
はなくなると思った。共同受注をしようということになったが、
できない理由が100件や200件でてきた。
・研磨さん40社とシンジケートを立ち上げ一つ一つをつぶしてい
ってマニュアルにした。磨きやシンジケートづくりに一年半かか
りました。
・40社の中で幹事を決めて、受注案件を幹事に振ります。受注の
案件ごとにシンジケートをつくります。現在はインタネットで共
同受注している。
・初年度に数千万円の売り上げを上げた。アイポッドをいれれば数
億円になった。
・従来から大企業の仕事をやりたいといっていたが取ることができ
た。しかし、大企業の仕事は大変で、いいものは安くです。
・アイポッドを磨いている職人に磨いて欲しいという要望が飛び込
んでくる。
・そうなると磨き屋職人から、高野よ、やはり、なべや食器も磨き
たいというニーズがでてきた。中国の、ビヤカップは1500円
くらいで品質はわるい。
・そこで成長業種で鍛えられた磨きの技でビヤマグカップを磨き、
14000円で定価をつけた。
・そんなに高いものが売れるのかという声もあった。営業にいった
ときに高いのはいいがお客さまにどんな幸せがあるのか。
・創る人の喜びは良いとしても、お客さんの喜びはなんだとびしっ
といわれた。それを職人に伝えると、職人さんは顔をぴくぴくさ
せながらカチンと来ます。それで飲んでみたがすごく、ビールの
味がぜんぜんちがう。是でいけるわかり、ストーリーができた。
・現代は感動をあたえてくれる作品は少ない。いい物を作るだけで
なくストーリーを作ることが大切です。ストーリーを作ることで
オンリーワンになって自分達で売ることができる。
・磨き屋職さんも今日からメーカーだよと大喜びです。この磨き屋
シンジケートのマークをいれたいとダブルブランドの依頼が来る
ようになった。
・ここはアイポッドの磨きでここはバイオの磨き、内面はこれくら
いの磨きがビールがおいしくなるなどと、語りながらビールを楽
しく飲める。
・だんだん世界一の磨き屋集団になるんだという誇りを持ってるよ
うになった。
・長年の課題であった後継者づくりも、磨き屋一番館を市が作って
くれた。今まで何回も提案したが、今回は市から作ってくれた。
ブランドができると作ってくれるのです。
・若者に、磨き体験をしてもらい、今は若い人が磨くようになった
。おかげさまで仕事はたくさんいただけるようになってきた。